アンチエイジング歯科
近年「アンチエイジング」という言葉をよく目にされることと思います。
そのアンチエイジングを歯科の観点から学術的に研究していこう、という取り組みがアンチエイジング歯科です。
お口の器官は全身にとても大きな影響を及ぼす、とても重要な器官であることはご存知でしょうか。
食べ物を食べることで栄養を摂り、呼吸や会話、噛むことによる脳への刺激(ボケ防止)など、数えられない程の機能が口元には集中しています。
歯科におけるアンチエイジング
歯やお口の中を綺麗にすることで若さを保ち、からだの内面から本来の意味での若さを引き出す為に免疫力を高め、「美しく健康な」人生のお手伝いをする、それが当院の考えるアンチエイジング歯科治療のあり方です。けっして不自然な若さを手に入れるためのものではありません。
その方の最大限の健康と若さを保つご提案をしていきます。
加齢による肌のくすみや、しわに対しては美容形成で対応しますが、果たして、口腔内はどうでしょうか?
笑った時に見える前歯の黄ばみや、形態の不調和によって実際の年齢よりも老けて見えることは、自分以外の人に対してよくみかけるのではないでしょうか?鏡の前に立って笑っている自分は、他の人が見ている自分ではないかもしれません。自然な「ほほえみ」からこぼれる前歯の印象はかなり重要です。
歯ならびの悪さからくるでこぼこ感や、出っ歯感も含め色調や形態もトータルで改善することで口元のアンチエイジングは達成されます。
1989年、国と日本歯科医師会により「8020運動」が提唱されました。8020運動とは、「80才になっても20本以上の自分の歯を保つことで豊かな人生を」という考えのもとに、高齢に達しても健康で幸せな日常生活を送ることを目指した運動です。しかし、そのような目標を掲げ続けて至った現在、日本でこの達成度は10〜15%というのが現状です。これは、自分の歯を守ることに対してどれだけ真剣に考えるかいう個々の意識の問題、また、日本における歯科診療のシステムの問題が大きく関わっているものと思われます。
一方、アメリカでは80〜90%の人が「8020」を達成しています。このことから、「8020」は決して夢の数字ではなく、個々のモチベーションを高め、歯科医師ならびに歯科衛生士がそれをサポートすることで達成できる現実的な目標であると言えるでしょう。また、生涯にわたり自分の歯でイキイキとした生活を送ることは、ご自身の意識とそれに対する努力によって可能になるということなのです。
プラセンタとは
胎盤のことをプラセンタと言います。母親の体内で胎児と母体をつなぎ胎児を育てる臓器ですが、もともと女性の体に備わっているものではありません。
受精卵が子宮内壁に着床して初めて作られる臓器で、役目を終えると出産とともに母体外に排出される短期的な臓器です。胎盤の薬効は世界中で古くから注目され、とりわけ滋養強壮薬、若返りの薬として珍重されており、多数の漢方薬等にも配合されてきました。
正常な口腔環境を整えるのに有効的です。プラセンタは抗炎症作用があり、口腔内は歯も含め、非常に炎症を起こしやすい部位として知られています。
・歯周病(歯槽膿漏)の進行を抑える
・口内炎を体内から治す
・顎関節症の症状を改善させる
プラセンタの美容への効果
プラセンタには非常に高い美容効果があります。近年、その高い美容効果が話題となり、プラセンタ注射や、サプリメントで積極的に摂る人が増えています。私たちの体は、体本来の正常に保とうと、毎日体を生まれ変わらせています。新しい細胞を作り出し、古くなった細胞を排出しているのです。
- しみ・しわ・くすみ・ニキビ・肌荒れ・乾燥・ニキビ跡・毛穴の開き・たるみなど肌のトラブルを解消します
- 肌のキメを整えて、美白・透明感・弾力・ツヤ・ハリのある肌に導きます
- 男性ホルモンの過剰な分泌を抑えたり頭皮を改善することで育毛にも効果を発揮します
- 女性ホルモンのエストロゲンの不足を解消することでバストアップにつながります
- 血行の促進や、基礎代謝の向上により、痩身にも効果を期待できます
人の顔で年齢を強く感じる場所は目元、口元です。
口元に関してはホウレイ線と言った外見に関する事はもちろん、歯周病、ドライマウス、歯の喪失、といった様々な口の中の問題が結果的に全身の老化へと繋がります。私達はお口の専門家として、虫歯、入れ歯、歯槽膿漏治療だけでなくお口の健康と若々しい口元を実現できるようお手伝いしたいという気持ちでアンチエイジングに取り組みます。
アンチエイジング歯科とは、老化としてあきらめていた歯の喪失を防ぐだけではなく、歯や口の働きを活性化する事で老化を予防し若さと美しさを取り戻し、歯科医療の広い分野にわたり、総合的診断と治療、そしてその後の予防と管理を行う歯科医療です。
食べ物を噛む、話す、人とのコミュニケーションをとる。飲食以外にも、口の機能には様々な役割があります。顎口腔系を総合的に健康にする、そして、外見的な美しさを高める、よく噛めるようにする。この「健康・美・機能」が大きな柱となって、顎口腔系を活性化させることが歯からはじめるアンチエイジングです。
歯からはじめるアンチエイジングの3つのポイント
1. 健康の維持
「口の中から健康の妨げとなる異物を排除する」
細菌(プラーク)、歯石、重金属(アマルガム、その他の合金)を口から排除し感染症から歯や歯肉を守り炎症をコントロールして、活性酸素(フリーラジカル)の発生を防ぐ。活性酸素などはサプリメントなどで排除します。
2. 美の回復
「歯や口元の容貌を自然な美しさに回復する」
審美・美容治療による美しさと若さの創造です。歯の色・形・歯並び、ほうれい線の改善(ヒアルロン酸注入)、美顔の美的回復は、心を豊かにし積極的な行動をうながします。
3. 機能の調和
「噛み合わせの調和をとり、噛む、話す、飲み込むなどの機能を改善する」
調和のとれた噛み合わせは、脳の機能を活性化し免疫力を高めます。噛む、話す、笑う、飲み込むなどの機能の改善は認知症などの予防にもなり、若さを保つ重要なポイントです。